「最近、ちょっと食べただけで太るようになってきた」
「身体が冷えやすいし、疲れも取れにくい気がする」
そんなお悩み、ありませんか?もしかすると、その原因は代謝が低下”しているかもしれませんよ。
代謝が落ちると、体に取り入れたエネルギーをうまく燃焼できなくなります。脂肪も燃焼されにくく、身体が熱をあまり発生させないので「太りやすくなったり」「冷えやすい身体」になってしまいます。
代謝を上げる方法は食事を改善したり、運動する事も大切ですが、実は“ツボ押し”も代謝を高める事に繋がるのです。
今回は、日々のセルフケアに取り入れやすい「代謝アップにおすすめのツボ」を5つご紹介します
代謝を上げるおすすめツボ5選
それでは、代謝を上げるのにおすすめのツボを5つご紹介します。
場所や押し方も合わせてのせるので、見ながら押してみて下さいね。
1. 合谷(ごうこく)
- 場所:手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりのくぼみで人差し指側
- 効果:血行促進・自律神経のバランス調整
- 押し方:反対の親指でゆっくり5秒ほど押し、離す。これを3~5回繰り返します。
体の巡りを整える万能ツボ。 代謝だけでなく、肩こりや頭痛にも効果的です。

2. 足三里(あしさんり)
- 場所:膝のお皿の外側から、指4本分下のくぼみ
- 効果:胃腸の働きを整え、全身のエネルギーを底上げ
- 押し方:両手の親指でグッと気持ちいい強さで5秒ほど押します。
「長寿のツボ」としても有名で、元気が出ない時のサポートにぴったり

3. 三陰交(さんいんこう)
- 場所:内くるぶしの一番高いところから指4本分上の骨の後ろ側
- 効果:冷え・むくみ改善、ホルモンバランスの調整
- 押し方:指でやさしく円を描くように、片足ずつゆっくり刺激します。
特に女性にうれしい効果が多いツボです。生理前後や冷えが気になる時におすすめ。

4. 関元(かんげん)
- 場所:おへそから指4本分下
- 効果:「気」を補い、内臓の働きを高める
- 押し方:両手を重ねて、じんわりと温めるように押します。
ツボ押しだけでなく、お灸や温熱ケアも効果的な場所です。冷えが気になる方に◎。

5. 湧泉(ゆうせん)
- 場所:足裏の土踏まずの少し上、足の指を曲げたときにへこむ部分
- 効果:全身の活力アップ、疲労回復、冷えの改善
- 押し方:親指でゆっくり押し回すように刺激します。
朝イチにこのツボを刺激すると、その日1日体がシャキッとしますよ。

⑤ ツボ押しのコツと注意点
ツボ押しのコツ 〜効果を高めるためのポイント〜
ツボ押しはちょっとしたコツを意識するだけで、効果がぐんとアップしますよ!
緊張していると筋肉が硬くなり、ツボへの刺激が届きにくくなるので、深呼吸をしながらリラックスして行いましょう。
痛すぎず「気持ちいい」と感じる強さで
ツボ押しは“痛いほど効く”わけではありません。
「ちょっと痛気持ちいいな」と感じるくらいがベストです。
呼吸と一緒に押す
ゆっくり息を吐きながらツボを押すと、より体がリラックスしやすくなります。
お風呂上がりや寝る前がベストタイミング
体が温まっているとツボも柔らかくなり、刺激が伝わりやすくなります。
1日1~2回を目安に習慣化しましょう。
ツボ押し棒などの道具を使用す
指だけで押すのが大変なときや、深いツボをしっかり刺激したいときには、ツボ押し用の道具を使うのも効果的です
ツボ押しの注意点 〜安全にケアするために〜
安全にツボ押しを楽しむために、以下の点に気をつけましょう。
食後すぐは避ける
食後すぐのツボ押しは消化の妨げになることがあります。
1時間ほど時間を空けるのがおすすめです。
痛みや違和感がある場合は中止
強く押しすぎたり、刺激しすぎると内出血や炎症の原因になることも。
少しでも違和感がある時は無理せず中止しましょう。
妊娠中は要注意
妊婦さんにとっては刺激を避けるべきツボもあります。
必ず専門家に相談してから行うようにしてください。
持病がある方も専門家に相談を
高血圧や心臓病など、持病のある方は自己判断せず、かかりつけ医や専門家に相談することが大切です。
代謝を上げると、なぜダイエットにいいの? 〜体の仕組みから解説〜
「代謝を上げると痩せやすくなる」とよく言われますが、実際にはどうしてなのでしょうか?
体の仕組み=解剖・生理学的な視点から、代謝とダイエットの関係をわかりやすく解説していきます。
代謝とは何か?
まず「代謝」とは、体の中での化学反応の総称で、栄養は代謝によってエネルギーや生体物質に変換されます
大きく分けて以下の3種類があります:
- 基礎代謝:じっとしていても消費されるエネルギー(内臓の働き、体温維持など)
- 生活活動代謝:日常生活や運動で使われるエネルギー
- 食事誘発性熱産生:食事によって生じる熱(消化・吸収のためのエネルギー)
このうち、基礎代謝が全体の約60〜70%を占めると言われており、ここを高めることが“痩せ体質”へのカギとなります。
●基礎代謝を高める=内臓や筋肉がよく働く状態
基礎代謝が高い人は、じっとしていても多くのエネルギーを消費しています。
つまり、「同じ食事・同じ運動量でも、基礎代謝が高い方が太りにくい」ということです。
基礎代謝が高くなることで以下のような変化が期待できます:
- 肝臓・腎臓・消化器官などの内臓の活動が活発になる
- 血流が良くなり、脂肪の燃焼効率が上がる
- 筋肉量が維持・増加しやすくなる → 消費カロリーUP
- 自律神経のバランスが整い、食欲やホルモンの安定にもつながる
つまり、代謝が上がることは「体の働きが活発になる」ことそのものです。
ダイエット=脂肪を効率よく燃やすためにも、代謝アップは非常に重要なのです。
● ツボ押しは内臓・筋肉・神経に間接アプローチできる
ツボは、「気・血・水(=体の流れ)」を整えるポイント。
現代的に言えば、ツボは筋肉・神経・内臓に近い位置に存在し、そこを刺激することで
- 筋肉の緊張緩和
- 血流の改善
- 自律神経の調整
- 消化器やホルモン系の活性化
といった、代謝に関わる働きをサポートできるのです。
● ダイエットは“代謝を味方にする”ことから
無理な食事制限や運動よりも、まずは**「基礎代謝の土台」を整えること**が長期的なダイエット成功のポイントです。
- 「なかなか痩せない…」
- 「運動してもすぐリバウンドする…」
そんな悩みがある方は、まず代謝アップのケア=ツボ押しから始めてみるのもおすすめです!
食事や生活習慣と組み合わせると効果倍増!
ツボ押しはとても手軽で続けやすいセルフケアですが、それだけで劇的に代謝が上がるわけではありません。
食事や生活習慣も一緒に見直すことで、ツボ押しの効果はぐんと高まります!
ここでは、代謝を上げたい人に意識してほしいポイントを紹介します。
体を温める食べ物を取り入れる
代謝が低い人の多くに共通するのが「冷え」です!
体が冷えていると、血流や内臓の働きも鈍くなってしまいます。
ショウガ、ネギ、にんじん、根菜類、味噌汁など体を内側から温める食材を積極的に取りましょう。
また、冷たい飲み物や食べ物は体を冷やすので食べ過ぎには注意です。
たんぱく質をしっかり摂る
筋肉は基礎代謝の大部分を担っています。筋肉量を維持・増加させるには、良質なたんぱく質が欠かせません。
- 肉・魚・卵・大豆製品などをバランスよく
- できれば毎食少しずつたんぱく質を意識
たんぱく質は「食事誘発性熱産生」も高く、摂るだけでエネルギー消費が増えるというメリットもあります。
軽い運動で筋肉と血流をサポート
いきなり激しい運動は不要。毎日10分のウォーキングやストレッチでも、筋肉を動かすことで血流が良くなり、ツボ刺激の効果も高まりやすくなります。
特に「足三里」「湧泉」など下半身のツボを押すときは、軽い運動とセットにするのが効果的です。
良質な睡眠で自律神経を整える
代謝には自律神経の働きが大きく関係します。
睡眠不足や夜更かしは、代謝を司る副交感神経の働きを弱めてしまいます。
- 寝る前のスマホは控える
- お風呂で体を温めてから寝る
- ツボ押しを寝る前の習慣にするのも◎
しっかり眠って体をリセットできる環境を整えましょう。
まとめ
1、代謝を上げるツボ
①合谷→手の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたりのくぼみで人差し指側
②足三里→膝のお皿の外側から、指4本分下のくぼみ
③三陰交→内くるぶしの一番高いところから指4本分上の骨の後ろ側
④関元→おへそから指4本分下
⑤湧泉→足裏の土踏まずの少し上、足の指を曲げたときにへこむ部分
2、ツボ押しのコツ
①痛すぎず「気持ちいい」と感じる強さで
②呼吸と一緒に押す
③お風呂上がりや寝る前がベストタイミング
④ツボ押し棒などの道具を使用す
3、ツボ押しの注意点
①食後すぐは避ける
②痛みや違和感がある場合は中止
③妊娠中は要注意
④持病がある方も専門家に相談を
代謝を上げたいとき、食事や運動だけでなく「ツボ押し」という選択肢もあります。
どれも簡単にできるツボばかりなので、今日からすぐにでも始められます。
日々のちょっとしたケアの積み重ねが、未来の自分の体を作ってくれます。
毎日の生活にツボ押しを取り入れて、内側から元気で代謝の良い体を目指しましょう!