朝、鏡を見て「なんだか顔が腫れぼったい…」と感じたことはありませんか?寝起きのむくみ顔は、気分もどんよりさせてしまいますよね。
顔のむくみは、主に体内の水分や老廃物がうまく排出されず、皮膚の下に溜まってしまうことで起こります。原因としては、睡眠不足、塩分の摂りすぎ、冷え、ホルモンバランスの乱れ、さらには長時間の同じ姿勢など、さまざまな要因が挙げられます。
そんな顔のむくみを手軽に解消したいときにおすすめなのが、「ツボ押し」。血行やリンパの流れを促すツボを刺激することで、顔のむくみをスッキリさせることができます。今回は、自宅で簡単にできる“顔のむくみに効くツボ”をご紹介します。
目次
顔のむくみに効くツボ5選
① 攅竹(さんちく)
場所: まゆ毛の内側、くぼみ部分
効果: 目元のむくみ、目の疲れ、頭痛の軽減
押し方: 両手の親指を使って、内側から外に向かってやさしく押し上げるように刺激します。5秒×3セット。

② 四白(しはく)
場所: 黒目の真下、目の下の骨(眼窩)より少し下のくぼみ
効果: 顔全体のむくみ、クマ、くすみの改善
押し方: 中指または人差し指で、顔の中心から外側に向かって軽く押します。5秒×3セット。痛気持ちいい程度で。

③ 下関(げかん)
場所: ほほ骨の一番高い部分からやや下、耳の前あたり
効果: フェイスラインのむくみ、ほうれい線の改善
押し方: 人差し指と中指を使い、両側からじんわりと圧をかけます。ゆっくりと3〜5回押しましょう。

④ 頬車(きょうしゃ)
場所: エラの角あたり、口を開けたときにくぼむ部分
効果: アゴ周りのむくみ、たるみの引き締め
押し方: 両手の親指で、斜め上に向かって押し上げるように刺激。3〜5回ゆっくり押しましょう。

⑤ 合谷(ごうこく)
場所: 手の親指と人差し指の骨が交わる部分のくぼみの人差し指側
効果: 全身の血流促進、顔のむくみ改善、肩こりにも◎
押し方: 反対の親指でしっかりと押し込み、5秒キープ×3セット。左右どちらでもOK。

ツボ押しのコツと注意点
ツボ押しのコツ 〜効果を高めるためのポイント〜
ツボ押しは、ちょっとしたコツを押さえることで、むくみ解消の効果がぐっと高まります。以下を意識して、毎日の習慣に取り入れてみてください。
リラックスした状態で行う
緊張したまま押すと筋肉も固く、効果が出にくくなります。ゆっくり深呼吸をして、心身をゆるめてから行いましょう。
息を「吐きながら」押す
息を吐くタイミングで筋肉が緩み、ツボに圧がしっかり伝わります。吸って→吐きながら押す、が基本です。
「痛気持ちいい」と感じる強さで
強く押せば効くわけではありません。少し痛いけど心地よいくらいの強さで、ゆっくりじんわり押しましょう。
朝・昼・夜のおすすめタイミング
- 朝:起床後、洗顔やスキンケアの後。 顔がむくみやすい時間なので最も効果的。
- 昼:デスクワークの合間に。目の疲れや顔の重だるさを感じたときに◎。
- 夜:入浴後や寝る前。 体が温まっているタイミングで押すと、血行促進効果がアップします。
回数のめやす
1ヶ所につき 5秒間×3回程度。 全体で2〜3分もあればOKです。
道具を使うと効果的
ツボ押し棒などの道具を使うと、ピンポイントに押すことができ効果的です
ツボ押しの注意点 〜やりすぎ・体調に合わせて〜
ツボ押しは手軽なケアですが、正しく行わないと逆効果になることも。以下の点に注意してください。
肌や皮膚に異常がある場合は避ける
ニキビやかぶれ、炎症、アレルギーなどがある部分への刺激は避けましょう。悪化する可能性があります。
食後すぐ・飲酒後は避ける
食後やお酒を飲んだ後は、血流や消化の影響を受けやすいため、ツボ押しには不向きです。30分〜1時間ほどあけて行いましょう。
強く押しすぎない
青アザや筋肉痛になるほどの強い刺激はNG。皮膚や筋肉を痛める原因になります。
妊娠中・体調不良時は医師や専門家に相談を
特定のツボは体調や体質によっては避けるべきこともあります。とくに妊娠中の方は専門家に相談のうえ行いましょう。 清潔な手で行う
手指や顔に雑菌があると、肌荒れやニキビの原因になります。洗顔・手洗いの後に行うのがおすすめです。
顔のむくみのメカニズムとは?
そもそも「むくみ」とは、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まっている状態を指します。これは血液やリンパの流れが滞ることによって、排出されるはずの水分や老廃物がうまく流れず、体内にとどまってしまうために起こります。
顔がむくみやすいのには、いくつかの理由があります。
顔のむくみの主な原因
- 塩分やアルコールの摂りすぎ:体が水分を溜め込もうとします。
- 睡眠不足・不規則な生活:自律神経やホルモンバランスが乱れ、体内の水分調整がうまくいかなくなります。
- 冷えや血行不良:血液やリンパの流れが悪くなり、水分が滞ります
- 表情筋を使わない:筋肉のポンプ作用が低下し、リンパや血液の流れが悪くなります。
なぜ顔は特にむくみやすいのか?
顔は皮膚が薄く、皮下脂肪が多い構造をしているため、水分が溜まりやすい部位です。また、頭部は重力の影響を受けにくいため、就寝中に下に流れるはずの水分が顔に滞りやすくなります。
さらに重要なのが、顔(特に目の周り)にはリンパが集中しているという点。リンパは老廃物や余分な水分を回収・排出する役割を持っていますが、滞りやすい構造でもあります。リンパ管は血管のように自分で動く力が少なく、筋肉の動きや外部からの刺激(マッサージやツボ押し)に助けられて流れるため、流れが滞るとむくみがすぐに表面に出てしまうのです。
こうした体の構造や生活習慣が重なることで、特に朝起きたときや疲れがたまったときに「顔がむくんでパンパン!」という状態が起きやすくなるのです。
食生活や生活習慣も見直そう
むくみ解消には、ツボ押しだけでなく日常生活の見直しも大切です。
- 塩分を控えめに:味の濃い食事は水分を溜め込みやすくします。
- 水分補給はしっかりと:水を飲まないと、体は逆に水を溜め込みます。
- 身体を温める食事:ショウガやねぎ、味噌汁など、身体を温める食材を取り入れましょう。
- 睡眠をしっかりとる:ホルモンバランスを整えるためにも、良質な睡眠は欠かせません。
- 表情筋を動かす:リンパの流れを促進し、むくみ予防になります。
まとめ
1、顔のむくみに効くツボ
① 攅竹(さんちく)
場所: まゆ毛の内側、くぼみ部分
② 四白(しはく)
場所: 黒目の真下、目の下の骨(眼窩)より少し下のくぼみ
③ 下関(げかん)
場所: ほほ骨の一番高い部分からやや下、耳の前あたり
④ 頬車(きょうしゃ)
場所: エラの角あたり、口を開けたときにくぼむ部分
⑤ 合谷(ごうこく)
場所: 手の親指と人差し指の骨が交わる部分のくぼみの人差し指側
2、ツボ押しのコツ
①リラックスした状態で行う
②息を「吐きながら」押す
③「痛気持ちいい」と感じる強さで
④朝・昼・夜のおすすめタイミング
- 朝:起床後、洗顔やスキンケアの後。顔がむくみやすい時間なので最も効果的。
- 昼:デスクワークの合間に。目の疲れや顔の重だるさを感じたときに◎。
- 夜:入浴後や寝る前。体が温まっているタイミングで押すと、血行促進効果がアップします
⑤回数のめやす
1ヶ所につき 5秒間×3回程度。全体で2〜3分もあればOKです
⑥道具を使うと効果的
3、顔のむくみの原因
①塩分やアルコールの摂りすぎ
②睡眠不足・不規則な生活
③冷えや血行不良
④表情筋を使わない
顔のむくみは、多くの人が抱えるお悩みのひとつですが、日々のちょっとしたセルフケアで改善が可能です。ツボ押しは、自分の手だけで簡単にできるナチュラルケア。血流やリンパの流れを整えることで、顔だけでなく、全身の調子も整いやすくなります。
毎日の習慣にツボ押しを取り入れて、スッキリとした明るい表情で1日をスタートしましょう!